事業内容

当社のカチオン電着は小ロットから大ロット,手の平サイズから最大ワーク寸法
(W1500,H750,L600)まで 幅広く対応できます。
また生産効率に優れているため低コスト,短納期,高品質での提供が可能となっております。
さらに高エッジカバー塗料や非鉄材へのカチオン電着など当社独自の技術があります。

技術概要

高エッジカバーカチオン電着塗装

焼き付け塗装は焼き付け時に塗膜収縮がおこり,焼付後塗膜はエッジ部の膜厚をほとんど確保できなくなります。

当社ではこの問題に対し高エッジカバーカチオン電着塗装の技術に成功しました。従来のカチオン電着塗装に比べ, 高エッジカバー電着は焼付後にもエッジ部の膜厚を確保することによってプレス部品のエッジ部やパンチングメタル, 鋳物など様々な製品に優れた耐食性を発揮します。

さらにこの高エッジカバー電着のライン化に成功,また厳正なライン管理規格により安定した,高い品質の外観を確保しております。 このことから安価で高い品質のカチオン電着塗装を提供
することができています。

塩水噴霧試験による性能の比較

     
塩水噴霧試験機 スガ試験機
塩水噴霧試験 試験温度  35℃±1℃
噴霧圧力  0.098MPa±0.025MPa
噴霧採取量 80c㎡に於いて24時間運転し1時間当り1.5±0.5ml(2ヵ所)
テストピース リン酸亜鉛処理(下地処理)
      

従来のカチオン電着塗装

120時間 240時間 見解

120時間
 エッジ部:赤錆び発生。
平面部:変化なし。

240時間
 エッジ部:赤錆び浸食。
平面部:変化なし。

高エッジカバー電着

120時間 240時間 見解

120時間
 エッジ部:変化なし。
  平面部:変化なし。

240時間
 エッジ部:変化なし。
  平面部:変化なし。

塩水噴霧240時間後エッジ部

従来のカチオン電着塗装 高エッジカバーカチオン電着

※写真では従来の電着塗装と高エッジカバー電着の色合いが違って見えますが
    光の反射であり,実際には同じ色合い,色艶です。

パンチングメタルへのカチオン電着

当社では穴径1mmまでのパンチングメタルへのカチオン電着を高エッジカバー電着と厳正なライン管理規格により, 優れた耐食性と目詰まり不良率1%以内(当社内不良)を実現しております。

アルミ,ステン,メッキ鋼板,etcへのカチオン電着

カチオン電着は鉄以外の金属にも塗装することができますが,前処理の関係で部材によっては表面が荒れてしまうものがありました。

  

当社ではお客様のご要望を受け,前処理メーカー協力のもと鉄以外の部材が荒れにくい技術を確保し,安定した品質でカチオン電着を提供しております。